皆さんがヒゲ脱毛を受ける上で気になる肌にまつわるお悩み。
- ヒゲ脱毛をするならある程度のスキンケアが必要?
- どんなことをするのがベスト?
- 施術を受けたら色が濃くなった!
始める前、始めた直後だと不安になることが多いですよね。
この記事ではこうした悩みを解決するべく、ヒゲ脱毛の施術後に見られる現象とスキンケアについて紹介していきます。
ヒゲが飛び出るように見える!?ポップアップ現象について解説
ヒゲが普段と違って飛び出ている。
肌荒れや炎症につながらないかな…?
ヒゲ脱毛の施術を受けた直後、ヒゲが飛び出ているように見えることがあります。
目立たない現象とはいえ不安になることも。
ここではポップアップ現象について解説しますので、気になる人は要チェックです!
ヒゲ脱毛で起こる「ポップアップ現象」とは?
「ポップアップ現象」とは、主に熱破壊式レーザーを使用した医療脱毛の施術をした際に起こります。
レーザー照射によって、毛を作る組織である毛乳頭や毛母細胞は熱ダメージを受けます。
その時、この周囲において急激に温度が上昇することで水分が膨張し、毛穴から毛が飛び出てくるのです。
ポップアップ現象は、レーザーが反応しやすい太い毛や照射力の強い脱毛機を活用した施術時などに起こりやすいと言われています。
医療脱毛で扱われるレーザー脱毛機には、熱破壊式の他にも蓄熱式があります。
こちらの脱毛機ではポップアップ現象は起こるのでしょうか?
結論から話すと、蓄熱式レーザー脱毛機ではポップアップ現象は起こりにくいです。
蓄熱式脱毛機は皮膚全体に熱を溜め込んで脱毛を促していく仕組み。
そのため、ポップアップ現象は起こりにくいと言われています。
ポップアップ現象が起こるとヒゲは生えなくなる?
毛穴からヒゲが飛び出してくるポップアップ現象。
数日経過すると、毛穴に残っていた毛が表面に浮き上がり、よりヒゲが抜けていきます。
ここで施術の効果がしっかり出ていると感じる人も少なくないはずです。
しかし、ポップアップ現象が起きても毛が生えてくる組織が破壊できていなかったり、毛が成長期でなかったりすると再びヒゲは生えてきます。
また、レーザーに反応しにくい細い毛が生えている部分ではポップアップ現象は起こりにくいです。
ポップアップ現象の発生有無にかかわらず、複数回の施術を重ねることで得られる脱毛効果に目を向けるよう意識しましょう!
特に、施術を受ける前・受けた後には毛の生え具合等を把握すると良いでしょう。
ポップアップ現象のベストな対処法
ポロポロと少しずつ抜けていくヒゲを見て、あなたはこう思うでしょう。
毛穴に残っているヒゲも引き抜けるのでは…?
しかし、毛抜きなどを使用して自己判断で引き抜くことはNGです!
ヒゲ脱毛を施術した後の肌は、レーザー照射による熱ダメージで軽いやけどを起こしています。
その時にヒゲを無理矢理引っ張ってしまうと、肌を傷つけてしまう可能性が…!
またポップアップ現象は目立たない現象でもあり、全く抜ける様子のないヒゲを無理矢理抜いてしまう可能性も避けられません。
ポップアップ現象が起こった部位は、無理に抜かなくても自然と抜けていきます!
毛周期が崩れることを防ぐためにも、ヒゲ脱毛施術後の毛は自然と抜けることを待ちましょう。
ヒゲが濃くなった!?泥棒ヒゲについて解説
レーザーの照射を受けたらヒゲが濃くなった!
これってもしかして増毛化…?
ヒゲ脱毛の施術を受けると、照射前と比べて一時的にヒゲが濃くなることがあります。
「脱毛の施術を受けたのに濃くなるなんて…」と焦る人も少なくないはず。
ここでは泥棒ヒゲについて解説しますので、少しでも不安な人はチェックしていきましょう!
ヒゲ脱毛で起こる「泥棒ヒゲ」とは?
「泥棒ヒゲ」とは、レーザー照射直後に照射前と比べてヒゲが濃く、黒くなる現象のことです。
医療レーザー脱毛は黒いメラニンに反応して照射され、当てられた光エネルギーは熱に変わる仕組み。
この熱が毛根にある毛を生やす細胞を破壊することで脱毛を促していきます。
この時、毛穴の中でヒゲの膨張が同時に起こることで照射前よりヒゲが濃く見えてしまうんだとか。
また、レーザー照射を受けたヒゲは柔らかくなります。
毛質が柔らかくなることでヒゲが剃りにくくなり、剃り残しが増えた結果ヒゲが濃く見えることもあります。
熱によるヒゲの膨張や柔らかくなったヒゲの剃り残しが原因で起こる泥棒ヒゲ。
レーザー脱毛機の種類を問わず、誰にでも起きる可能性があることを把握しておきましょう!
泥棒ヒゲと増毛化・硬毛化の違い
ヒゲ脱毛のことを調べると、よく「増毛化」、「硬毛化」という言葉を見聞きしたなあ…
それと泥棒ヒゲは何が違うんだろう?
増毛化・硬毛化とは、脱毛の施術を受ける前より毛が濃くなったり硬くなったりする現象で、脱毛リスクの一つです。
うなじやもみあげといった産毛が多い部位に起こりやすい傾向があり、脱毛を開始してから1ヶ月〜3ヶ月後に症状が出始めます。
脱毛リスクと聞いていると、ヒゲ脱毛の施術直後に毛が濃くなると不安になりますよね。
しかし、泥棒ヒゲと増毛化・硬毛化では症状が出るタイミングが異なり、毛先も丸くなる特徴があります。
これらの違いを把握しておくと、安心してヒゲ脱毛の施術を受けられそうですね!
それでも気になる場合は、施術を受けているクリニックやサロンで改めて話を聞いてみるといいでしょう。
泥棒ヒゲのベストな対処法
照射した部位が濃く、黒く見えてしまう厄介な泥棒ヒゲはどれくらいで解消されるのでしょう?
一般的に泥棒ヒゲは、ほとんどの人が3週間以内に解消すると言われています。
平均よりも早く解消する場合 | 3〜5日 |
平均的な解消までの日数 | 6〜10日 |
平均よりも遅く解消する場合 | 11〜21日 |
通常の場合、施術後1週間〜10日後に脱毛効果のあったヒゲは自然とポロポロと抜け落ちていきます。
このときに泥棒ヒゲも一緒に解消されますが、人によって毛質や肌質が異なるため、焦らずにヒゲが抜け落ちるのを待つようにしましょう。
またこのとき、ヒゲが抜け落ちないからと言ってヒゲを無理矢理引き抜いたり、顔を強くこすったりすることはNGです!
施術後の肌は乾燥していて、毛穴もダメージを受けています。
またレーザー照射による熱で、軽いヤケドを負っているのと同じ状況です。
このときにヒゲを引き抜いたり顔を強くこすったりしてしまうと、ニキビや毛嚢炎が発生したり肌に炎症が起きたりしてしまいます。
「少しでも脱毛効果を多く得たい!泥棒ヒゲを解消したい!」と思うそこのあなた!
ヒゲ脱毛の施術後はもちろんのこと、日頃から肌の乾燥を防ぎ、保湿ケアを行うことがベストです。
詳細は後述するので、皆さん必ずチェックしてください。
ヒゲ脱毛中も気をつけたい!日頃のスキンケアでダメージを防ごう
ここまでヒゲ脱毛の施術後に見られる「ポップアップ現象」、「泥棒ヒゲ」について説明してきました。
どちらも自然と抜け落ちるのは最善策だったね。
でも出来るだけ早く解消するには保湿ケアが大事みたい…
そう、ヒゲ脱毛について調べているとよく見かける「保湿ケア」という文字。
普段からスキンケアをしていない人からすると何をしたらいいかわからないですよね。
ここからは保湿ケアだけではなく、施術後の肌の状態やヒゲ脱毛中にも気をつけたいヒゲの剃り方も一緒に紹介していきます!
ヒゲ脱毛のダウンタイムはどれくらい?
そもそもヒゲ脱毛の施術を行うと、ダウンタイムはどれくらいなのでしょうか?
ヒゲ脱毛の場合、一般的に赤みや軽い腫れが症状として現れ、ダウンタイムは1〜3日と言われています。
人によって肌質や体質が異なるため一概にこの期間と言うことは難しいですが、3〜5日程度で落ち着く見込みであると考えられるでしょう。
この期間中、施術を受けた肌はダメージを負っている状態ですので、下記のことに注意して過ごしましょう。
特に照射後!化粧水などを使った保湿ケア
上述の通り、ヒゲ脱毛の施術後は肌がダメージを負い、乾燥している状態となっています。
このときに大事なのが保湿ケアです。
保湿をしっかり行うことで肌が乾燥から守られ、毛がスムーズに抜け落ちので、効率的なヒゲ脱毛を目指せるのです!
もちろん、「ポップアップ現象」、「泥棒ヒゲ」対策としてもとても有効ですよ。
保湿をする際は、化粧水などで肌にうるおいを与え、その後に乳液やクリームを使ってフタをしてあげるようにしましょう。
また、日常的に日焼け対策を行うことも重要です。
レーザーを使った脱毛の場合、日焼けで肌が黒くなってしまうと施術が行えません。
それだけでなく、日焼けによって肌も乾燥してしまい、毛の抜け落ちに支障が出てしまうことがあります。
自分に合った化粧水や乳液、クリーム等を使って、効率的にヒゲ脱毛をしていきましょう!
ヒゲ脱毛後のヒゲ剃りはどうする?
ヒゲ脱毛の施術を何度か受けていると、毛質が柔らかくなってきます。
すると、普段通りに剃っていると剃り残しが発生してしまうことも…
だからと言って、下記のような行為をしてはいけません!
- 力ずくで無理矢理剃ること
- カミソリを使ってヒゲを剃ること
- 毛抜きを使って無理にヒゲを引き抜くこと
ヒゲ脱毛中の肌にダメージを与えることは禁物。
電動シェーバーを使って丁寧にヒゲを剃ることを心がけましょう!
それでも剃りにくい場合は、女性用電動シェーバーやI字型(T字型)シェーバーを購入することをオススメします。
まとめ
いかがでしたか?
ここまで「ポップアップ現象」や「泥棒ヒゲ」といったヒゲ脱毛を受けていると見られる現象やヒゲ脱毛中でも気になるスキンケアについて紹介してきました。
まずは「ポップアップ現象」についておさらいしましょう!
ポップアップ現象
熱破壊式レーザー脱毛機を使った照射後に見られる現象。
毛を作る組織周辺で急激に温度が上昇し、水分が膨張することで毛穴から毛が飛び出てくる。
ポップアップ現象の有無で脱毛効果の有無は判断できないので要注意。
続いて「泥棒ヒゲ」についておさらいです!
泥棒ヒゲ
医療レーザー脱毛での照射後に見られる現象。
毛穴の中でヒゲの膨張が起こることで、照射前よりヒゲが濃く、黒く見えてしまう。
増毛化・硬毛化とは異なるため、施術後のケアをしっかり行えば解消される。
最後に、ヒゲ脱毛中でも気になるスキンケアについてもう一度確認しておきましょう!
- ダウンタイム期間中は以下のことに注意する
- 保湿ケアは下記の要領で行う
- 肌を傷つけない丁寧なヒゲ剃りを心がける
普段から保湿ケアを含めたスキンケアを行い、肌トラブルのないヒゲ脱毛を目指していきましょう!
もしトラブルが起きたとしても、慌てずに普段通っているクリニックやかかりつけの皮膚科で診察を受けることを忘れずに…!
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